松戸市漁業協同組合は2020年の稚アユ漁を始めました!
この稚アユ漁は毎年この時期から5月の連休まで続く風物詩。
東京湾から遡上してきた稚アユを定置網で捕らえるという手法。
漁獲した稚アユは千葉県内や近隣の件の漁業協同組合に出荷されます。
稚アユが取れるのは綺麗な川のイメージがあったのですが、江戸川でも稚アユが取れること、知っていましたか?
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松戸市漁協による江戸川の稚アユ漁が始まった。河川に仕掛けた定置網に東京湾から遡上(そじょう)してきた約6~7センチの天然アユがかかり、元気に飛び跳ねている。漁は5月の連休まで続き千葉県内や近県の漁協に出荷される。
市内の新聞販売店に勤務する宮山充さん(44)、薮田信二さん(51)、長谷川清一さん(52)の漁に11日朝同行した。
3人は1日おきに船を出す。昨年は稚アユの遡上がなく不漁だった。今年どうなるか不安を抱きなから長い網を引き上げると、朝日に照らされ銀色に輝く魚影が現れた。「1キロはある。はしりとしては形はよい」と喜びの声が上がった。
川で生まれたアユは秋にふ化し海に出て、春に川をさかのぼる。組合長の中台弘志さん(99)によると、昭和40年代には200~300キロの漁獲高があった。高度成長期の水質悪化を経て、現在は水がきれいになり、漁獲は平年で100キロほど。県内の養老川や小櫃川、群馬県の漁協などに出荷してきた。
中台さんは「漁は松戸市の伝統。河口の水門をアユが遡上しやすくなり漁獲が増えれば漁の担い手が増える」と期待を込めた。
銀に輝く風物詩 松戸、稚アユ漁始まる