松戸市で新型コロナウイルスの入院施設不足が深刻化していることが全国老人保健施設協会が記者会見で明らかになりました。
新型コロナウイルスのクラスター感染であきやまの郷でも新型コロナウイルス感染者の入院施設が見つからず施設内で待機となっていたようです。
あきやまの郷での13人の死亡との因果関係は不明としている。
このニュースの詳細
高齢者介護施設で新型コロナウイルスの入所者の感染や死亡が相次いでいる問題で、松戸市や市川市、富山市など全国4カ所の施設で入院病床が見つからず、感染者が施設にとどめ置かれたことが29日までに、分かった。全国老人保健施設協会が記者会見し、明らかにした。
厚生労働省は通知で「高齢者や基礎疾患を有する感染者は原則入院すること」としている。しかし、重症化や死亡リスクが高い高齢者の感染者も、病床が不足していることを理由に保健所などが「施設には医師がいるのでそのまま入所を継続するように」と求めていたという。
同協会によると、4カ所は高齢者がリハビリを行って在宅復帰を目指す介護老人保健施設で、松戸市、市川市、富山市、福岡市にある。いずれも複数の感染者が発生した。とどめ置かれた入所者のうち、そのまま施設で死亡した人もいる。感染と死亡の因果関係は不明。
各施設は感染者を隔離し、介護職が防護服を着て介護を続けている。協会の平川博之副会長は会見で「入所者の多くは持病もあり重症化する恐れが高い。優先的に入院できるようにしてほしい」と国に求めた。
介護施設感染者入院できず 松戸、市川など全国4カ所 【新型コロナ】