2017年に起きた当時9歳のベトナム国籍 レェ・ティ・ニャット・リンさんの遺族が、一審で無期懲役となっている48歳の元小学校保護者会長 渋谷恭正被告に対して慰謝料など7000万円の賠償を求める訴訟を起こしていたことが分かりました。
48歳の元小学校保護者会長はこの提訴に対して請求の棄却を求める答弁書を提出しています。
レェ・ティ・ニャット・リンさん殺害事件について
レェ・ティ・ニャット・リンさん殺害事件が起きたのは2017年のこと。
当時9歳のベトナム国籍 レェ・ティ・ニャット・リンさんが登校中に何者かに連れ去られ、首を圧迫されて窒息死、その後我孫子市の排水路わきに遺棄された事件。
この時に逮捕されたのが渋谷恭正被告で、後に一審判決で無期懲役となった。
このニュースのポイント!
- リンさんの遺族7000万円の賠償を求める訴訟を起こしていた
- これに対し渋谷被告は請求の棄却を求めている
- 渋谷被告は控訴審でも否認を続けている
- リンさんの遺族は早く事件の真相を知りたいと考えている
このニュースの詳細
松戸市で2017年に殺害された、ベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん=当時(9)=の両親が、殺人罪などに問われて一審判決で無期懲役とされ、控訴審中の元小学校保護者会長、渋谷恭正被告(48)に、死亡慰謝料など計約7千万円の賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたことが18日、分かった。提訴は1月23日付。
両親の代理人弁護士によると、渋谷被告は既に、請求棄却を求める答弁書を地裁に提出。リンさんの父、レェ・アイン・ハオさん(37)は「被告は控訴審でも否認を続けており、民事裁判で少しでも事件の真相を知りたい」と話しているという。
刑事裁判の一審判決によると、被告は17年3月24日、登校中のリンさんを軽乗用車に乗せて連れ去り、首を圧迫して窒息死させ、我孫子市の排水路脇に遺棄した。
東京高裁での控訴審で、被告は改めて無罪を主張。検察側は死刑判決を求めている。
リンさん遺族被告提訴 7千万円請求「真相知りたい」 松戸女児殺害