千葉大学では新型コロナウイルスで経済的に困窮する学生に対して
・返済が免除される無利子貸与10万円を支給(審査あり)
・授業料の免除・一部免除(審査あり)
などの支援が行われる。
総額で3億円規模となっている。
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千葉大(千葉市稲毛区)は、新型コロナウイルスの影響で経済的に困窮する学生らを対象に、総額3億円規模の支援事業を実施する。財源に同大の基金などを充て、アルバイト収入の減少から生活に支障がある学生らに、審査で返還が免除される無利子貸与10万円を支給する。さらに授業料の免除や、オンライン授業の通信環境整備などを実施し、学業を支援する。【宮本翔平】
日本学生支援機構の給付型奨学金の利用者に加え、アルバイト収入や仕送りの減少などから生活に支障がある学生らに、4~5月分として10万円を無利子で貸与する。既に申請を受け付け、21日に支給する。今後、アルバイトの給与明細や解雇通知などを基に審査し、認められれば返還が免除される。6月以降も月5万円の支援を予定する。
さらに、家計の急変で学業の継続が困難になった学生らを対象に、奨学金10万円の支給や、授業料の免除、半減を予定する。
7日からはオンラインで授業を始めており、受講する通信環境がない学生らに、通信機器を無償で貸与した。こうしたオンライン授業に関する対応業務を補助する支援員として、1日から学生30人を時給1200円で雇用している。同大は今後も継続的な支援を検討していくという。
千葉大、困窮学生を支援 10万円支給や授業料免除 総額3億円規模